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英文法の使い方 No.2

2020.05.07

英文法の使い方 No.2

 

 

 

今回は、S V O について眺めてみましょう。

 

 

S = subject 主語(〜は)

V = verb 動詞(〜する)

O = object 目的語(〜を)

 

 

先ずは基本をチェックです。

 

 

I like cats.

(私は猫が好きです。)

 

 

I like dogs.

(私は犬が好きです。)

 

 

ここで大切なのは like の後には、複数形の名詞が来るということです。

 

 

英作文などで以外に、

*I like a dog.

としてしまう人が多いです。

 

 

この文は文脈によっては使わないわけではないですが、基本的に不自然ですので、やめておきましょう。

 

 

 

 

もちろん、数えられない名詞(不可算名詞 uncountable)の場合には、複数を表す-sは付けません。

可算名詞はcountableと言います。

 

 

辞書で名詞を調べる場合には、

C = countable 可算名詞

U = uncountable不可算名詞

をチェックしましょう。

 

 

I like coffee.

(私はコーヒーが好きです。)

 

 

I like red wine.

(私は赤ワインが好きです。)

 

 

 

 

動詞をwant(〜を欲する)にしてみましょう。

 

 

I want a bag.

(私はバッグが欲しい。)

 

 

a bagのように名詞bagに、冠詞aをつけます。これを付加することで「1つ」であることを示すと同時に、名詞に立体的な感じを与えます。

 

 

もちろん「バッグが2つ」欲しければ、名詞を複数形にします。

 

 

I want two bags.

 

 

 

 

▽レベルアップ

次に目的語を準動詞(不定詞と動名詞)にしてみましょう。

 

 

「私は泳ぐのが好きです。」と言いたい場合には、次の2つの表現があります。

I like to swim. (不定詞)

I like swimming. (動名詞)

 

 

上記の英語の意味の違いは、特になく、同じと考えましょう。

 

 

「私は泳ぎたい。」と言いたい場合には、

I want to swim. と言います。

*I want swimming. とは、言いません。

 

 

同様に

「私は泳ぐのを楽しんだ。」という表現は、

I enjoyed swimming. であり、

*I enjoyed to swim. は不可です。

 

 

◯まとめ

like(〜が好き)、start;begin(〜を始める)の3つの動詞は、目的語に準動詞を入れる場合には不定詞(to 〜)も動名詞(〜ing)も取ります。

I started to study.

I started studying.

 

 

want; hope; wish (〜を欲する), decide(〜を決心する)の後ろに準動詞を入れる場合には、目的語として不定詞のみがきます。

I hope to see you again.

 

 

 

 

enjoy(〜を楽しむ), finish(〜を終える), stop(〜をやめる)の後ろに準動詞を入れたい場合には、目的語として動名詞がきます。

I finished doing my homework.

 

 

 

 

 

 

▽レベルアップ

不定詞は、未来的で不確実性を表します。

 

 

動名詞は、過去的で現実感を表します。

 

 

記憶系の動詞remember(〜を覚えている)とforget(〜を忘れる)という動詞を眺めてみましょう。

 

 

未来的(to〜)

I remember to see her. とすると「私は彼女に会うことを覚えている。」となります。

 

 

過去的(〜ing)

I remember seeing her. にすると「私は彼女に会ったことを覚えている。」となります。

 

 

▽レベルアップ

準動詞として目的語に動名詞だけをとる動詞を呪文のように、まとめて記憶しよう。

 

 

呪文=メガフェプスmegafeps

 

 

megafepsを縦書きにします。

 

 

m

e

g

a

f

e

p

s

 

 

次に動詞を当てます。

mind 〜を気にする

enjoy 〜を楽しむ

give up 〜やめる

avoid 〜を避ける

finish 〜を終える

escape 〜を免れる

stop 〜をやめる

 

 

わりと簡単に記憶できます。

I can’t avoid laughing.

 

 

 

 

▽レベルアップ

未来的(不確実的)な不定詞と過去的(現実的)な動名詞の違いをもう少し演習をしながら眺めてみましょう。

 

 

演習

1I plan ( to meet / meeting ) him.

私は彼に会う予定だ。

 

 

2 I didn’t mean ( to hurt / hurting ) you.

君を傷つけるつもりじゃなかった。

 

 

3 Would you mind ( to open / opening ) the window? No, not at all.

窓を開けていただけませんか?

はい、いいですよ。

 

 

4 I regret not ( to go / going ) to school.

学校に行かなかったことを後悔している。

 

 

解答

1 to meet

2 to hurt (意図=未来的)

3 opening (現実感を表現)

4 going

 

 

 

 

▽レベルアップ

紛らわしい場合

 

 

演習を行いながら整理していきましょう。

 

 

演習

1 I tried ( to call / calling ) her, but I couldn’t find my cellphone.

彼女に電話しようとしたんだけど、携帯電話が見つからなかった。

 

 

2 I tried ( to call / calling ) her, but I got the answering machine.

彼女に電話してみたけど、留守電だったよ。

 

 

3 I consider ( to go / going ) abroad.

外国に行こうかと考えている。

 

 

4 This cat wants ( to repair / repairing).

この車は、修理が必要だ。

 

 

5 I pretended ( to go / going ) to sleep.

眠りにつくふりをした。

 

 

6 He ( refuses / rejects ) to give up hope.

彼は望みをあきらめたりしない。

 

 

解答

1 to call

2 calling

3 going

4 repairing

5 to go

6 refuses

 

 

解説

1と2は、rememberとforgetで考察した考えを当てはめます。

 

 

不定詞は、未来的で不確実性を表します。

動名詞は、過去的で現実感を表します。

try to 〜 は、「しようとして(できなかった)」を表します。

try 〜ing は、「やってみた」を表現します。

 

 

3 現実的な動きのあるイメージを思い描く動詞であるconsiderとimagine は、目的語に動名詞を取ります。

 

 

4 基礎知識として、wantの後ろは不定詞が来る、と記憶していると思います。しかしながら、(〜される必要がある)の意味の場合には、動名詞が来ます。needも同様です。

My cat needs washing.

私の車は洗う必要がある。

 

 

5 意図(未来的)を感じ取れるグループの

expect, pretend, mean, intend, plan, promise, decide, determine

は、目的語に不定詞が来ます。

 

 

6 動詞には、同じような意味でも意味に強弱がある場合があります。

refuse(やわらかめ)/ reject(きつめ)

 

 

不定詞は、未来的で不確実性と相性が良いのでrefuse to〜は、okですが、rejectの後ろは普通の名詞が来ます。

I reject the government’s offer.

 

 

 

 

以上、ありがとうございます。